夜盲症で困った時に行う改善方法

夜盲を改善するための方法を紹介

 

夜盲症になると夜間の外出に対して恐怖心を持ってしまいます。

 

その理由は、明るい場所なら見えますが、暗くなった途端に全く周りが見えなくなってしまうからです。

 

この夜盲症にも原因があり、対策する事も可能です。暗闇で失ってしまった視力を回復させる方法もあります。

 

合わせて夜盲症の対策も紹介していくので、ご参考ください。

 

 

夜盲症は夜に視力が落ちる症状

夜盲症は夜の暗闇の中で視力が落ちる症状

 

夜盲症と言うのは症状に付けられた名前であり、実は正式な病名ではありません。

 

暗順応障害の状態を夜盲と呼び、また別名では「鳥目」とも呼ばれています。

 

明るい所では通常通りに視界も開けているのですが、夜間の暗い場所になると全くと言っていいほど周囲が見えなくなってしまうのです。

 

夜盲症は夜に顕著な視力低下の症状が出やすくなり、暗いところで視界が効かなくなる状態です。

 

また、夜盲症の患者に対し網膜電位図の検査を行った際、双極細胞由来のb波が消失しているという共通の特徴が見つかっています。

 

鳥目という呼び方の由来

夜盲症が鳥目と呼ばれるようになった経緯

 

夜盲症は鳥目とも呼ばれていますが、なぜこういった呼び方をされるようになったのか?を調べてみました。

 

今では鳥目と聞くと鳥が夜に目が見えなくなるとイメージしがちですが、それは単なる思い込みでしかありません。

 

実際には夜行性であるフクロウや、昼夜関係なく飛び続ける渡り鳥だと夜でも獲物を捕らえて狩りもできているんです。

 

鳥目と呼ばれるキッカケとなったのは鶏で、夜は活動せずにおとなしくしているんですが、実は弱視である事が判明しています。

 

鶏は夜は行動しない⇒鶏は夜は視界が効かない⇒鳥が夜に目が見えないという流れで認識されていき、鳥=鳥目と呼ばれるようになっているんです。

 

なので、実際には鳥でも夜中に目が見える種類も存在するんです。鶏の夜間の視界の効かない状態だけで鳥目となっています。

 

ですが、鳥によっては視力が低い種類もいれば、視力が人間以上の鳥も存在します。一般的な鳥の視力は以下に纏めました。

  • 鶏⇒0.07
  • ハト⇒0.5
  • タカ⇒4.7
  • ハヤブサ⇒8.0

比べてみると、鶏の視力はたったの0.07しかありません。それに対しハヤブサは何と8.0もあるんです。

 

また、大抵の鳥の視力は2.0〜4.0の間とも言われていますが、空を高く飛ぶ鳥の視力が高く、地上で過ごす時間が多い鳥の視力は低い傾向にあります。

 

人間と鳥の視力の決定的な違いですが、人間は中心窩と呼ばれる部位に1平方mmあたりに約20万個の視細胞を持っています。

 

人間に対しイヌワシは何と視細胞が7.5倍の約150万個も存在しています。

 

さらに人間の場合は視線が1点に集中すると周囲がボヤけて見えにくくなりますが、イヌワシの場合は同時に2点にピントを合わせる事ができるんです。

 

空を飛びながら地上の獲物を見る事ができるので、上空から獲物に対してピンポイントで狩る事が可能となるのです。

 

鳥の中でも鶏に極端に視力が低く鳥目と呼ばれる種類もいれば、イヌワシの様に遠くから地上の獲物を見つける種類も存在します。

 

夜盲症と間違えられやすい症状

夜盲症と間違えられやすい似た症状

 

夜盲症は暗闇の中で視力が低下する症状ですが、似たような症状が有り夜盲症と間違えている方もいます。

 

遠視や乱視を持っている人は視界がピンボケしやすくなり、夜間になると更に顕著に出るようになりますが、実は夜盲症ではありません。

 

薄暗い場所は、誰でも暗闇に慣れなければ見え方は低下するので自然な事なんです。

 

ですが、他の人と薄暗い場所で一緒にいる時に自分だけ何故か視界が見辛づらいけれど、他の人が全員見えている場合は夜盲の可能性が考えられます。

 

もしもこの状態になっている場合、眼科に行って検査を行って見るようにしてください。そこで夜盲かどうかの正確な診断が受けられます。

 

夜盲症が起こってしまう原因

夜盲症になってしまう2つの原因

 

夜盲症が起こる根本的な原因として、先天性と後天性の2つによる原因が判明しています。

 

1つ目の先天性夜盲は大きく2つに分けられます。

  1. 進行性夜盲…幼児期から徐々に発症して症状が進行し続ける
  2. 停止性夜盲…発症はするが生涯にわたって進行しない

進行性のものは網膜色素変性症が関わっており、停止性夜盲症の場合はON型視覚情報に関わる遺伝子が多く関わっている事が解明されています。

 

網膜色素変性症の場合は視細胞が変性および減少していき、網膜の機能低下および網膜の委縮を起こします。

 

進行性の遺伝性疾患で初期に夜盲を自覚する場合もありますが、夜盲の状態から失明に至る可能性もあります。

 

また、小児期から夜盲を発症し、目の中にも異常が見られる代表的な病気としては網膜色素変性症の他に脳回状網脈絡膜萎縮・コロイデレミア・小口病などがあります。

 

2つ目の後天性夜盲の原因は病気や栄養素の不足が関係しています。

 

栄養不足による夜盲症でない限り治療で回復するのは困難である事も判明しており、先天性と違い回復の見込みがあります。

 

初期の白内障・強度の近視・ビタミンA欠乏症といった症状によって夜盲症が起こります。

 

また眼疾患によって網膜が広範囲に渡り、障害が起こった場合も夜盲症を発症する事があります。

 

夜盲症かも?と感じた時は必ず眼科へ行き、検査を行って医師の指示を受けましょう。

 

夜盲症の対策と改善を行う方法

夜盲症の改善を行うための方法

 

夜盲症の改善を行う場合、先天性の症状は対策および改善の見込みは限りなく低い状態です。

 

改善が期待できるのは後天性夜盲の場合のみで、ビタミンA欠乏症による原因に関しては改善可能と言えます。

 

初期の白内障と強度の近視の場合、医師に相談して治療を行う形になってしまいますので、自分では改善が行えません。

 

ビタミンA欠乏症だと、食事やサプリメントの摂取によって改善の可能性が高まります。不足している栄養素を摂取する事が解決策だからです。

 

特に食事での摂取が効果的で、うなぎ・レバー・にんじん・かぼちゃといった緑黄色野菜の摂取がビタミンAを補給していく事ができるようになります。

 

ただし、網膜色素変性症といった病気が原因で起こる夜盲症の場合、ビタミンAの摂取は効果が見られないので注意してください。

 

網膜色素変性症などの先天性の病気による夜盲症は有効な治療法は現在発見されておらず、進行性である特性を持っていますが、進行を止める有効な手立ても今のところありません。

 

ですが、先天性の夜盲症でも進行しないタイプのものもあります。

 

夜盲症の疑いを持った時は自分で判断せずに必ず眼科へ行き、検査を行った上で医師と相談して対策を行うようにしてください。